読書3冊
「日本政治の対立軸」「日本型ポピュリズム」「小泉政権」いずれも、中公新書
日本政治の対立軸、1980年代、つまり、社会党村山政権が「自衛隊は合憲」宣言をして以来、対立軸がなくなった。
プロの汚い政治家vsアマチャリズム、政治汚職がおきて、素人集団に人気があつまる。たとえば、田中政治に対抗する新自由クラブ、日本新党、新生党。。。。
ただし、素人集団が政治を牛耳れるわけはなく、消えてゆく。。。。
西欧では、この間、新自由主義経済、リストラを断行して、小さい政府を目指し、これが右にふれて、また、左にゆれもどす、、、ってなことを経験したが、日本では、いまだ、新自由経済主義政策はとられていない、これは、解雇はできるだけさけよう、できるだけ公平にという、政策では、自民党も、民主党も、それぞれの支持者もかわりがなかった。
新自由主義=経済に国家が介入しないーをとった政治家、橋本龍太郎(行政改革)、小泉(郵政民営化、道路公団民営化)は、そもそも、厚生族(大きい国家)を目指していたはずだ、でも、いずれも、挫折している。
かえって民主党が、新自由経済(小さい政府)を唱えだしている、しかし、最近では、農村への補助、格差是正、等を唱え始めている。
だから、対立が、対立軸を明らかにして、国民に選択をせまる、ということがない。
と、理解できたのは、ここまで(笑)。最近「リバタリアン」って本を読んだら、
ーー年金はいらないので、国民年金は払いたくないという選択をしたい、、、
ーーおれの税金を、農民にばらばかないでほしい、安い農産物を買えるようにしてほしい、、、
ーーかってに、おれの税金を、小学校に補助しないでほしい、教育は私立学校でやってほしい、
国の政策に疑問が投げかけられている。これがリバタリアン。
これからの政治は、この「リバタリアン」をめぐって、国民の選択をせまる、、ってのがいいんだけど、これを明確にしたら、国民の支持を失うからと、こそっと、政策を実行するんだろうな(笑)。
| 固定リンク
コメント