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2007.05.19

パッチギ雑感

映画パッチギーlove & peace-をみる。
1974年日本、東京が舞台だ。1975年11月最高裁は、金嬉老ー寸又峡事件の上告棄却をおこなっている。
だから、映画の、キョンジャの最後の舞台からのmsgの場面ーそれにつづく乱闘の場面がちとちがう撮り方があったのではないか、という思いが残った。

時代のリアルさを犠牲にした映画なんだ。でも、そうしなければ、いけない事情はわかる、石原慎太郎が製作総指揮・脚本. 映画「俺は、君のためにこそ死にに行く」なんて映画がはやってんだもん。

いっきに現代まで、時代がとんでしまった感があるけど、今は、どうなのか、と、問いかけたいんでしょうね。それをわかって、いうのですが、映画の完成度を犠牲にしたのかな〜と思う。(映画の完成度より、今だと、いうことはわかる、と、もう一度言っておきます)。

もうすこし、いうと、この時点で、キョンジャが、映画に出る前に言っていたことを応援したいって、観客の私は思ってました。
つくられた映画のばかばかしさ、もう一つのお父さんの戦争=わしらのことはちょっとも思い出してくれへんな〜という叔父さんのつぶやきもあります=も描かれているので、それにかさねてのmsgはいらんと思うねんけど。

ps この間読んだ「越境の時ー一九六〇年代と在日」、作者は、プルーストの翻訳者鈴木道彦氏。鈴木さんが、金嬉老の事件にかかわってられたんだ。
「新左翼の遺産」大たけ秀夫さんの本に、1960年代、新左翼の活動家をとらえたのは、フランスの思想だとあった(おお、そうだ、おいらは、高校のとき、おなじくプルーストを訳した伊吹武彦の講演をきいているんだ(笑))。

アルジェとフランス、日本と韓国(朝鮮)ってな、同じような問題=植民地問題が話題にあがってたんだ。

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コメント

こんにちは♪
石原さんの製作総指揮の映画は意地でも見に行くもんかと思っています(笑)
特攻隊に関しては興味があるし、見ておきたいのはやまやまなのですが、どのように死にゆく者を美化しているかと思うとゾッとするんです。
この映画の中ではモロに石原作品に対する皮肉が効いていました。
なぜ芸能界という場を描いたのか、私はちょっと分からなかったのですが、井筒監督のパッチギ魂は健在であることを確認しました。
こういう監督もいてくれないと寂しいですからね~。

投稿: ミチ | 2007.05.22 09:04

■mitiさん、こんにちは。
msgに力がはいったんでしょうね、井筒監督。
でも、キョンジャの台詞に泣いてる観客もいましたし。
命を粗末にする集団は、よくないですよね(^^ゞ。

投稿: 悠 | 2007.05.22 16:34

「君のためにこそ…」って、言われる方の身になってないです。
こんなこと言われて、逝ってしまわれたら、トラウマで病気になりそう。>某戦争映画。
井筒さん、熱くなり過ぎていたのかなって、ちょっと思いました。
壇上で語るなら、「弁論大会」。完成試写会(?)では、違うでしょう。正論でも迫ってきませんでした。距離的に近い国というのは、反発しあうものなのかもしれませんねぇ。似ているところや影響されてきているし、歴史をさかのぼるとお互いに「良い思い出」は、なくって。
人間、個人的には良い人たちでも、集団になるとわけがわからなくなってしまうところがあるのかも。難しいです。

投稿: あかん隊 | 2007.05.30 04:28

藤井の仮面ライダーアマゾンには、
思わずクスリと笑ってました^^
キョンジャ役の女優さん、子役の男の子、
めっちゃ可愛かったです。
私、在日の韓国の同級生が居て、
仲良しなんです。結婚式にも行きました。
チマチョゴリが可愛かったです。
ご両親は焼き肉屋をしてはりました。

二十歳くらいの頃の私は、
今よりもっと無知だったので、
その友人の結婚式に着物を着ていこうかと
親に相談したら、それは止めておきって
アドバイスを受けたのを、何故ダメだった
のか今になって感覚として少し理解したよう
な気がします。

投稿: maki | 2007.05.30 16:13

■あかん隊さん、こんばんは。
シナリオ?でした、この映画。
隣国なんだから、外交って、嫌いあってても、これを表にだしたら、あかんやろ、互いに、って思うんですけどね。

投稿: 悠 | 2007.05.30 23:11

■makiさん、こんばんは。
隣国のことなのに、戦前のことも、知らずに生きてますよね、おいらたち。島国のよさ、なんだか、わるいとこなんだか。
藤井さんのキャラよかったですよね。「ふるいやつだと、、、」あれ、よかったです、私。

投稿: 悠 | 2007.05.30 23:14

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