俳句は4・4・4〜その2
日本と西洋のちがうところは、日本にはビートがない!。西洋で、ビートなしの音楽は考えられない。日本は、音の上下があれば、音楽と認識する。
で、風の音、虫の音、等を音楽と聞く。
休符を一拍と認識できない。
ちゃちゃちゃ■ちゃちゃちゃ■ちゃちゃちゃ■(■は休符記号)
休符をいれると、4拍子なんだけど、3拍子だと理解している。
しがねぇこいのなさけがあだ
(たぶん、しがねぇ こいの なさけが あだー、と4拍で台詞をいってるはず)
で、俳句も、かき くえ ばー ■ かね が なる なり
1 2 3 4 1 2 3 4
ほう リュウ じ ■
1 2 3 4
と4拍子で詠んでいる。
4拍がここちよいのは、4文字ことばがおおく残っていることからもあきらか。
デパ地下 ジリ貧 銀ぶら パソコン とんかつ サラ金
しかし、じつはこの4拍、西洋流の強弱強弱ではない。
そのもとは木魚をたたきながらの木魚のリズム(一拍が基本)。
かん じ ざい ぼさつ はん にゃ はら みった
ボク ボク。。。。。。。。。。。。。
ビート感覚がないので、速度記号どおりに正確に楽器は弾けるが、音楽のもとのビートがない。。。。。ってな演奏家になる。。。。
日本人の、外国語の発音が聞き取りにくいのは、シラブル(音節)がない発音だからだ。
(「ドロボー」とひと続きに発音するが、フランスなら「オ・ス・クー」と分離して発音する)
明治維新という規制緩和、構造改革のおかげで、我が民族は楽譜をもった、寺子屋で健全であろうがなんであろうが、歌などうたわなかった我が民族は、オルガンの音にあわせて唱歌を歌うという経験をした。
それが、進軍ラッパにあわせて、行進できる体をつくることであったとしても。
手風琴、口琴、提琴、鋼琴、交声曲、遁走曲、奏鳴曲、、、、なんて訳語をつくった。
でも、西洋人にはなれないんだよね。
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