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2007.08.12

「串田戯場」@串田和美

(株)ブロンズ新社、2,007.6.25
この前「幽霊はここにいる」@安部公房の舞台で、串田さんをみられると思ったら、お病気で、出演がなかった。
歌舞伎の演出、「夏祭浪花鑑」「盟三五大切」「三人吉三」「平成中村座」「四谷怪談」と中村勘九郎さんとかかわられた舞台の演出についてかかれてある。

能、狂言もそうだけど、歌舞伎も専門の演出家がいない。歌舞伎を演出家の目でよみといていくというのがおもしろい。

三人吉三なんて、不良仲間三人がであって、悪をやりながら、三人の義をつらぬき、死んでゆく物語だ、と読み解く。ま、ええかっこしい、ですね。夏祭浪花鑑もそうだ。

串田さん演出の歌舞伎の舞台は、いずれも、みたことはないんだけど、読み解かれてゆくのは、スリルがあって、あ、そうなんだ、へぇ、、、、と読み継いでゆく。

能、狂言、歌舞伎も演出家がつけばいいのに、と、思ってると、「菊五郎の色気」長谷部浩、文春新書、2007.6.20 なんぞを読むと、菊五郎のお嬢吉三の、「つきはおぼろに白魚に♫」の場面、美しさのなかに「食い詰めもの」の寂しさがでてなければいけない、などとでてる。役者は、自己演出をしてるんだ。

まー世阿弥の「離見の見」ってやつですね。

能の家元だけが、復活狂言をやって、あたらしい型をためすことができる。やっぱり演出力をためしたいんだと、おいらは思う。

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