« 半日東京生活 | トップページ | 韓国演劇への旅 »

2007.10.14

書で解く日本文化

石川九楊、毎日新聞社、2004.2.1

「漢倭奴国王」これを57年に授かっているとすると、これを読めた人、これが意味することがわかっていた人が日本列島にいたはずだ。皇帝が国王に任命することの意味をわかっている人、中国政治にくわしい人がいたはずだ(そりゃ、そうだべ、中国まで旅行したおとっつあんに、皇帝が、「うい奴じゃ」ってくれるもんではないですわね)。

ってな、刺激的文書からはじまり、中世の禅仏教の役割は、「文官」を養成するところであった(貴族、武士なんかに、官僚の役割はつとまらんわな〜)。

中国の文人というのは、科挙にとおった政治家が、隠遁、左遷されたときに、文学趣味に遊ぶことをいい、日本のように、最初から都市の無生産階級であった文人とは意味がちがう(そーなんだ!)。

これを読んでいると、日本ってほんと、中国の属国だってのがわかる。禅宗寺院は、中国の亡命者、中国への留学僧によって気づかれており、これが、文化をになった。禅、茶道ー華道などもここから出てきた。(能の台本だって、中国仏教を抜いてしまうとなんにものこらないんじゃない??)。

ただ、日本の偉大な発明は、「仮名」。これあればこそ、明治維新の革命後、中国から西洋文明への乗り換えがうまくいったそうだ。
  西洋の専門語を漢字で作り出すことができた。
  名詞+動詞の「名詞」を漢語から西洋語にいれかえればすんだ。
  すでに、圧倒的先進国のことば漢語を取り入れた経験があった。
  仮名によって、西洋語を中性的に受け入れられた。
  (「口可口楽」(これ中国の場合)ってより、「コカコーラ」と表示できた)

昨日みた芝居「駅・ターミナル」は、西洋をモデルに国家をデザインした伊藤博文と、7歳にして、アメリカの家庭学校教育をうけるべく留学した津田梅子(津田塾大の創始者)のディスカッションドラマでしたけど。同じ漢字文化圏であった韓国の場合はどうだったんだろうな?

|

« 半日東京生活 | トップページ | 韓国演劇への旅 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/140581/16755819

この記事へのトラックバック一覧です: 書で解く日本文化:

« 半日東京生活 | トップページ | 韓国演劇への旅 »