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2007.11.14

読書日記2007.11.14

「ワキから見た能世界」安田登 NHK出版(生活人新書)
「現代演劇の条件」西堂行人 晩成書房 2006.11.30
能、演劇も、これを市民に語る人がいる、評論家、批評家、演じ手が、市民にむけて発信しないと、と、思う。

安田さんは、ワキ方の能楽師、20代に能世界にはいられた。

能は、「複式夢幻能」(僧@ワキが名所を巡ってあるいていると、付近をあるいているおっさんであう。話してると、様子がへんだ、これはただ者ではない。とおっさんが消える。で、次に出てくるときは,義経だったり、義仲だったりる。この世に恨みをのこして成仏できない、弔っておくれ、といって去る)
で、「このシテ(主人公)が、成仏させてくれという場面で、僧を見ないシテ@主人公もいるんだ」って書かれてて笑った。(シテさん、それはないっしょ!)

僧つながりで、芭蕉が、芭蕉を名乗るのは、世捨て人となる決心をしてからと、言う。まー茶室を金をかけて、田舎のあばらや風にする、歌舞伎で言えば、宿屋の亭主、実は平知盛、ってなもんかな(笑))。

狂言は、京都茂山家とか、萬斎、元弥とか、マスコミで、取り上げられており、これが、狂言人気につながっていると思う。能も、安田さん見たいに、市民と能をつなぐ人がないと、衰退するぞ、と思うのだけど。

西堂さんの本、現代の演劇が何をめざしてるか、おぼろげながらわかる、私がみて、坂手さん、平田オリザ,けなしてるけど気になるチェルフィッシュ、とか、これが、どんな意味をもつか、を説明してくれる。

丸谷才一が、文芸の評論家の役割は、ある時代の作家が書く物が、以前の作家となぜ、ちがうか、そういう文芸運動みたいなのを、読者につたえるプロパガンダの役割をしている(外国の場合)と言っていたが、日本でも、ほしい、そういう人。
でも、演劇の需要は増えてるんだろうか。

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