「マダム貞奴」
レスリー・ダウナー、集英社、2007,10,10
貞奴の旦那が川上音二郎。「権利幸福嫌いな人に自由湯をば飲ませたい、オッペケペッポ。、、、、」
作者は、これは、ジャパニーズ「ラップ」だという。そうか、「そんなのかんけいねぇ、オッパピ、、」@小島よしおは、このDNAをもってるんだ(笑)。
なんか、日本の演劇史って、貞奴、川上音二郎を無視してるよね。外国で、あやしげな日本趣味〜切腹とか、まがい物の歌舞伎みたいなのをやって、外国で喝采を博したみたいな評価で。
でも、外国人が書くと、こういうのにとらわれずに、外国での貞奴を追いかけている。ベルナール・サラと比較されたりしてることも書いてくれている。
この間津田梅子と伊藤博文を熱かった芝居に、貞さんと音二郎がすこしでてくる場面があった。
貞奴が、女優養成学校をつくったのを、この本で知った。梅子さんとは「学校」を作ったことでも、共通点があったのだ(笑)。
貞さんの引退興行は、「アイーダ」。ちょっと、今では、想像できないけど。
| 固定リンク
コメント