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2007.11.18

「日本映画、崩壊」

邦画バブルはこうして終わる、というのが副題。斉藤守彦、ダイヤモンド社、2007.9.28 最近、見たい映画がないよな〜、特に邦画。 そうか、そんな風になってるんだ、映画界ってのが、わかる(何いってんだか、わたし)。

邦画の場合、製作委員会方式でつくられる映画が増えている。製作委員会には、TV、出版社、等が入っている。TVはCM収入源を、こちらで取り戻しているらしい。で、ヒットの方式が、TV局+原作+シネコンらしい。ま、出資だから、リスクの分散という意味もある。 これが、「企画」の保守性=安全性を優先し、TV番組をなぞったような企画しかできなくなっている。 配給会社が、興業会社(映画館)と同じだから興業会社の上映番組を決めてしまうシステムになっている。 (アメリカでは、こうした配給会社による興業支配、抱き合わせセールスは独占禁止法で、禁じられているんだそうだ)。 これで、映画館の方が、当たってる映画でも、スケジュール通りで、上映を打ち切らねばならぬことになるし、当たりそうと思っても、興業会社は、上映できぬことになる。 それよりも、この本を読んで驚いたのは、宣伝会社の若造が、映画ライターに原稿のチェックを要求し、書き直さなければ、「写真」(映画)の写真をつかわせない、等と言ってくること。へぇ、映画界って、日本の社会の縮図だわな〜。 「UDON」のシナリオは60回!!改稿されている、これがプロデューサーの要望なんだとか。 こんなの読んでると、ほんと、邦画もおわってそうだよね。「ゆれる」「かもめ食堂」「運命じゃ亡い人」「選挙」のような映画がとりあえず、作れてるから邦画もよしとするけど、すごいことになってるんですね。

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コメント

言いたいことが言えない。通じない。
書いたもの、作ったものが、自分の手を離れたとたん、全く別のものになる…そういう世界らしいです。脚本を書いてみようと思っていたんですが、いろいろわかってくると嫌悪感が先に立ってしまう。
映画は、お金がかかるし、ヒットしたらしたで、また面倒なことがありそうです。こういうところを「構造改革」してくれたら良かったのに…>某、元総理。(^^;) ミニシアター系も、少しずつ浸食されている部分もあるような気がして憂鬱になります。

投稿: あかん隊 | 2007.11.18 21:06

□あかん隊さん、こんばんは。
ミニシアター系も、予約でチケットを売り出すようになると、上映期間が自由にならない、そんなジレンマがあるみたいですね。
元気でいてほしいです、映画(^^;)

投稿: 悠 | 2007.11.18 21:31

悠さん、こんにちは♪
先日、母が南座へ歌舞伎を見に行くのに同行して、私は京都シネマで「転々」を見てきました~。
紅葉もキレイだったようですが、日帰りだったので京都シネマとデパート3軒回って終わりました(笑)
悠さんは「転々」はご覧にならないのでしょうか?

邦画ってテレビ絡みの大々的な宣伝をよく見かけるので、いかにも活気付いてるようですが、その内実はお寒いものがあるようですね。
「製作委員会」というのはそういう意味だったのですが・・・。
テレビで大人気の作品が映画館で見られるのはイヤとは言いませんが、そればっかりになっているのはいかがなものか。
「キサラギ」「ゆれる」「選挙」とかは本当に面白かったですよね~。
小粒でピリリと辛い物を期待したいです。

投稿: ミチ | 2007.12.14 11:13

□ミチさん、おはよう。
映画とデパートの方が、観光してるより、いいですよ(^^).
「転々」おもしろそうと、思ってるうちに、師走にはいちまってまして、日がとれるやろうか、なんですよ。
映画も、才能あるひとに、金をだして、好きにやらせる、ってなことしないと、って思ってるんですけど。
400本も映画製作してて、上映見込みのないものあるって、やっぱり、どっかが、変なんですよね。

投稿: 悠 | 2007.12.15 06:31

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一年の総決算の時期になりましたが、本日付の朝日新聞に2007年の映画を回顧する記事が載っていました。(以下は私が勝手に要約したものです) {/kirakira/}海外の目を通して日本を見直すという映画体験が続いた年 『バベル』の菊池凛子、『硫黄島からの手紙』の渡辺謙や二宮和也ら、『鳳凰わが愛』の中井貴一などがその例。 来年公開の、日本人俳優が主要人物を演じる外国人監督作品もたくさん待機中。 ちなみに、オダギリジョーがアジアの監督と組んだ企画も進行中とのこと!! {/kirakira/}日本... [続きを読む]

受信: 2007.12.14 11:06

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