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2008.02.09

アメリカン・ギャングスター

ルーカス(D・ワシントン)に感情移入してみてきました。あれはあれで、アメリカンドリームだし、キング牧師の「I have a dreame ,,,,,,,」の体現者ではないか。経済活動が麻薬取引だとて、資本主義の取引ではないか!!6歳のとき、12歳の兄が、警官に口にピストルをつっこまれ、歯をなくしてしまうってな環境にいた、彼が、麻薬取引でのし上がるのをだれが非難できよう。これは、これで、黒人の彼の「資本論」の実践=原始的蓄積、商品取引=ではないのか。

彼をおいつめる刑事、ロバーツ(R・クロウ)は、妻から子の親権者を求める裁判を起こされている。そこでの妻が言う「賄賂をもらおうが、もらうまいか、それはどうでもいい、賄賂をもらわない、生活な仕事熱心で、家庭を顧みない夫より、賄賂をもらっても、家庭を大切にする夫がいい。。。。」。
そりゃそうだよね。っと、おいらもおもいます。

ルーカス(D・ワシントン)は、沈着冷静、知的な雰囲気がありました。目立つと、人に攻撃される。目立たないように、ってな生き方、妻からプレゼントされた高額な毛皮を、これがため、めだって、刑事にマークされたと知ると,燃やしてしまう。

イタリアンマフイアとの会話で、「どのように手にいれたんだ」「、、、、からだ」「、、、、ってのは誰だ」「イギリスからだ」
「、、、、」が見忘れましたが,イギリスの地名なんでしょうが、これが、わからない、教養のなさを露呈する場面もありましたし、アメリカにおける黒人の地位の低さ(当時の)もあり、彼がのし上がってゆくのは、並大抵のことではないんですよね。

映画に挿入される、「ベトナム戦争のニュース」。あーーこんな時代だったんだ、アメリカでは。日本では、ベトナム反戦の時代だったんだ。

面白い映画でした。

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コメント

人を造るのは環境だとつくづく感じましたよ。
邦画なら、多分くどくなるような逸話もあっさり処理されていて、キーポイントになるシーンやセリフに集中できる。編集の巧みだと思います。人種による差別は、未だに解消されていない部分が多いと思いますけど、当時はたいへんだったでしょう。ルーカスのやり方は、実に利口なやり方でしたけど、やはり許されてはいけないことだと思います。

投稿: あかん隊 | 2008.02.09 00:37

>ルーカスのやり方は、、、、やはり許されてはいけない
そうなんですけどね。すでにエスタブリッシュを確立したマフィアとか、汚職警官とか、に黒人のかれが対抗できるのは、あれしかないよね、って感じで、納得させてくれる映画でした。母の説得だって、「振り切って逃げろ!!」と思うほど感情移入してました。
まー私たちの世代、法に触れる行為をしてた連中が多かったもんで(浅間山荘とか、明日のジョーって、ハイジャックした連中とか、アメリカ兵を逃すとか、あ、これ、ベヘイ連のことですけど)(^^;)

投稿: 悠 | 2008.02.09 01:03

懐かしいです。(^^;)>ベ平連
ピースマークのバッジが流行ったり、「イチゴ白書」とか。
「明日のジョー」は、似顔絵描いたりしてました。(笑)

ルーカス、もう少し緻密だったら、戦争は必ず終結するものだし、「振り逃げ」(儲けて終わり)できたんじゃないかって思いました。リッチー刑事との共通項、あった人なんだと思いますね。

投稿: あかん隊 | 2008.02.09 02:29

□あかん隊さん、おはよう。
ルーカス、自分は表に出ない、取引は人を介さない、ってのはいいんですけど、身内を信頼しすぎたのが、仇になったって私は、思うんですよ。
兄弟の裏切りでおわるんでしょ、それと、ブレインがいませんよね。
新興企業が失敗するのも、こんなの多いように思うんですけど(^^;)
なんか、企業論とか、組織論として考えさせられる映画でした<<そんな、おおげさな(笑)

投稿: 悠 | 2008.02.09 11:13

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