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2008.04.03

独学でよかった@佐藤忠男

チクマ秀版社 2007.4.25
著者は、現在、出筆活動の他、日本映画学校校長

大学卒ではない、評論家の著者に、鶴見俊輔は、この人は分析的な文章を書く人です」で、他人に紹介し、丸山真男は、「また、実感かね?」と言った。鶴見俊輔の方がいいな〜、絶対。ヘーゲルを翻訳した、長谷川宏が、「丸山さんの文章は、難しい、って主婦の方がいいます」とどこかで書いていた。

「七人の侍」がいい映画であることはみとめつつ、侍たちが立派にかかれ、百姓は、強欲、無能、無知に描かれている、これって、武士=知識階級、百姓=無能という神話を流布するだけではないのか、と違和感をもった。

長谷川伸(まぶたの母、沓掛時次郎の作者)、吉川英治(宮本武蔵=漫画バカボンドの原作)、中里介山(大菩薩峠の作者)などは、漢学の塾に行っており、返り点がなくとも読めた。

とか、そうだったんだ!とおもしろかった。

この間、明治維新を支えた志士は、「楠正成」を尊敬しており、「仮名手本忠臣蔵」が、倒幕の支えの手本にしていた、ってのを読んだ。後醍醐天皇に仕え、鎌倉幕府を倒すのが正成。仮名手本忠臣蔵は、高師直(=吉良)は「武蔵野守」、「武蔵野守高師直」と聞くと、徳川を連想するようになっていたそうだ。これで、天皇の命があれば、忠義に従って、幕府を打たねばならない、という決意の支えにしていた。

って、のを読んで、おもしろかった。

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