「あの大鴉、さえも」@ピッコロシアター
久しぶりのピッコロシアター、ここは、もぎりも、劇団所属の俳優さんがされていたり、ほんとうに地域の劇団って気分で、ほんと、気持ちがいいです。
演出は、文学座の松本祐子。出演者を二組にわけ、演出もことなるってんで、Aチームがマチネ、Bチームがソワレで、どちらも観ようと思ったのですけど、Bチームは当日券売れきれでした(^^;)。
もらったパンフには、この舞台の初演の「木場勝己」さんの写真がのってました。木場さん小劇場出身なんですね。
おいらの狂言の師匠の息子さんが演じられた舞台写真ものってました。
目に見えないガラスのドアを、元少女歌手?ピンク映画の女優?さんに運ぶ、3人のおとこの物語。
3人のやりとりはおもしろかったですよ。
これって、でも、新劇の演技術ではむつかしそうだし、狂言師の舞台の評判もよくなかったようだし、、、、吉本新喜劇では、軽すぎるだろうし、、、こういうお笑いのはいった演技ってむつかしいですよね。
蜷川さんが演出したときは、ぜんぜん、笑いがなかったって、作者がかいてますもん。
北村想の「寿歌」をやったような演技術のあるひとでやって、もっと、笑わしてほしい!!
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コメント
おお、懐かしいタイトルですね。
でも、よく考えたら観たことはなかったです。
タイトルの「大鴉」という言葉でマルセル・デュシャンの「大ガラス」のなんとも不思議なエロスに満ちた世界を連想し、とてもよく知っているお芝居な気がしていました。
投稿: お絵描きぺんぎん | 2008.04.27 07:57
□お絵描きぺんぎんさん、こんにちは。
デュシャンは、便器しかしらなくて(汗)、このお芝居では、運んでるガラスは「みえない」のですよ。で、「大鴉」は、最後に飛び立つって、観客には、わからないんですけど、解説読んで、わかりました。
ガラスと鴉が掛けてあるだけなんですけど(深読みしちゃいそうでしたけど、爆)
投稿: 悠 | 2008.04.27 15:07