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2008.06.15

電車にのったら、喫茶店にはいったら、、、読書

こういうときは、短編集がいい、それにリリシズムあふれてるものだと、ハードボイルドだ。リリシズムって、りりしい+イズムですよね(爆)。

「天使たちの探偵」原 リョウ
「梅雨時の金曜日の昼下がりのことだった」から始まり「すれ違うときに少年の傘の端が私の二の腕に触れてくるりとまわった。少年が振り返ったかどうかわからなかった」で終る「少年のみた男」

少年がボディガードを依頼したのは、少年に関係のない女性。探偵が女性をつけ、女性の勤務先までゆくと、先客の銀行強盗が二人。この少年の依頼が少年の父の過去をあばきだすことになる。

「その男は残暑の歩道に立っていた」から始まり「ちょうど兄に幼い妹におくるのにふさわしい花束のようだったが、それは私の希望的観測にすぎなかった」で終る{子供を失った男」

スパイとして生き、いまは、指揮者として成功をおさめている男。男には別れた女性がいて、別れたとき、女性ははらんでいた。男の幼子が事故でなくなった。男からは、別れた女性の子の調査依頼がきた。調査で、対象者である女性の子と、幼子の死がつながる。

「204号室の男」では、死んだ男は、クリスタルの灰皿で殴られ、電話のコードで首を絞められて死んでいた。探偵の台詞「<たばこ産業>より<NTT>の方が罪が重い訳だ」

「選ばれる男」の最後の選挙に当選した男と探偵の会話
男「よかったら、、、乗せてすこし走ってくれないか、どこかで一杯つきあってもらいたい」
探偵「断る、議員になってもこんなぼろ車に乗りたかったら、そのときは一報してくれ」、、、、、、バックミラーに映った彼の顔が寂しげに笑っていた。

こういうの読んだあとは、おいらの期間限定、ハードボイルドな日常がはじまる(爆)「女には、リリシズムはわかんないぜ」

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