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2008.07.30

ジャガイモのきた道

山本紀夫、岩波新書、2008,5,20
著者は、25歳のとき、京大アンデス栽培植物栽培調査隊に参加し、以後アンデスをたびたび訪れている。野生のジャガイモをアンデス高地に見つけて、アンデスの文化を支えたのは、ジャガイモであると結論つける。

学説では、「イモは文明を生まない」と強固にとかれている。アンデス文化を支えたのはトウモロコシだ、と、説明されている。

イモは保存にむかない、だから貯蔵できない、穀物(トウモロコシ等)は保存できる、この保存が余剰をうみ、この余剰が文化をつくる、と。

で、イモをアンデスで保存できる方法があったのだ、その方法は(これは、ちょっと思いつかないでしょうね)。

アンデスのイモは、ヨーロッパに、イギリスに、日本へと、アンデスからイモは広がって行く。アイルランドは、ジャガイモを主食にしていた、ところがあまりにイモにたよりすぎたたため、イモが病気でやられ、飢饉になったとき、人口減少がおこった。このとき、新天地アメリカへと移民した人が多数でた(J.F.ケネディの祖父もアイルランドからの移民)。

この本のなかで、ジャガイモが受けた偏見、「聖書にのってない食べ物だ」「ジャガイモをたべると癩病になる」とか。でも、西欧の人口増を支えたのは、ジャガイモだ。著者は、これからの人口増の時代、ジャガイモの生産増をはかるべきだと。

で、つぎは、日本では、「イモサムライ」とか「イモ!」という差別があるんだけど、これが、なぜ、できたかの解明をどこかで読みたい。
でもポテトチップスをたべる若者には「イモ!」って言葉がつうじないかもです。

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コメント

おもろー!
ジャガイモは子供の頃は収穫すると納屋の2階に
むしろの上に広げて保存してありました。
ジャガイモを畑に植える頃には
食べ残ったジャガイモがしなしなと梅干しに負けないくらいにしなびて
そこからたくましい新芽が。

アンデスの保存方法はわからないんですか?

投稿: かと | 2008.07.31 14:18

□かとさん、こんにちは。
いもは、水を含むので、くさる、芽がでるんですけど。アンデス高地は、昼は暑いが、夜は凍る。で、ジャガイモをさらしておいて、足で踏んで水を出すってことをすると、保存食になるんです。
北陸@日本では、デンプンにして保存して、まんじゅうとかにしていたそうです。

投稿: 悠 | 2008.07.31 15:37

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