読書日記2008-8-25
「臨床瑣談」中井久夫、みすず書房、2008、8、22
全集をそろえてます、私、中井さんんの。つい最近出た本で、一気によみました。
「ガンをもつ友人知人への私的助言」には、「睡眠をよく取ること、とくに、丑三つ時と言われる午前2時から3時までは寝ること」、つぎに「おいしいものをとる」、最後は、「笑え、笑えなくとも、笑う顔をつくって脳をだませ」。
狂言の「わぁーはっーは」なんて型ですから、これは脳をだますにはいいかもです。
ガンではない方の普段の生活にも役立ちます。
「其の逝くところをしらず」西木正明、集英社、2001、7、30
出版されたとき買っていたのに。中国要人とも知り合いがあり、関東軍の指 示でアヘンを売っていた日本人の生涯。和平工作の話や、むちゃな戦争、軍部の横暴ってのがでてきます。「上海バンスキング」のバクマツだっけ、恋人@中国人 から、逃げようといわれても、国のためにつくす、と招集される。え、え、えっ、「逃げようよ」って思うのと同じで、戦時中はなにもしなかった方がよかったん じゃない、と思う、同時期北京にいた中江丑吉は、何もしなかったし。
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