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2008.08.09

失われた弥勒の手 安曇野伝説

松本猛、菊池恩恵、講談社 2008,4,23
家に伝わる「弥勒の手」の写真。この手が折れた方の弥勒は?父が解こうとした謎を、死んだ父にかわって息子の旅行ライターが、美術史専攻の友人、韓国人女性の協力をえながら追求する。

志賀、安曇という地名があるのは、安曇族(海人)が、散らばっていった先の地名であるという。散らばっていったというか、逃げたというか。京極夏彦にも同じような物語があった、狂骨の夢??だっけ。

北九州、対馬、志賀島は、朝鮮半島との交流、貿易の拠点。ここを、ヤマト政権が貿易を独占するために襲う。古代筑紫君磐井の反乱というか、戦争がこれだという。

で、海人、安曇族は、ヤマト政権から追われながら逃亡をつずける。
シガ、アズミ等の地名が残っているのは、彼らがすみついたところ。
長野県安曇野の観松院に、6世紀末ころに百済で作られた手のない弥勒菩薩がある。小説はこれをもとに発想されたものだ。

滋賀県にも安曇川(あどがわ、と読む)、安曇がはいった地名があるし、志賀町だとか、南志賀とか、いう名前がついた地がある。

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