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2008.08.07

日本に古代はあったのか

ドイツ史は、ローマ帝国がほろんで、ゲルマン民族がつくる国家の歴史がはじまる。
で、中世からはじまっており、古代史などない。ゲルマン民族がさらに北よりやってくるってのはあるんですけど。
なら、日本だって漢帝国がほろんで、日本の国がはじまる、ここから初めてもいいではないか、つまり、日本史に古代はなかった。

井上章一 角川選書 2008/7/11

だいたい、江戸でお育ちになった学者は、鎌倉幕府=武士政権に力点をおきたがる、京都の腐敗した公家社会にかわって、はつらつとした質実剛健な武士政権がはじまる、古代から中世になると。

でもさ、いままで、荘園という土地の上がりのカスリを、公家とか、お寺とかがはねてたのに、おいらたちも、カスリを頂戴って成立したのが、武士社会じゃないの、ちっとも世の中かわったないよ、って著者はいう。
東京の連中は京都を馬鹿にしてるんじゃないか(お江戸の学者は、頼朝が、京都に幕府をおかなかったのは、平家みたいに、公家に取り込まれて堕落するのをさけるためだと平気で書いている、えっ、京都へきたら堕落するんでっか??と。)

そうか、邪馬台国論争でも、京都学派と、お江戸の学者で争いがある。
いつから中世が始まるかでも争いがあるんだ。
鎌倉幕府の評価でも争いがあるんだ。ふーん。

「文明の生態史観」梅棹忠夫でも、ユーラシア大陸の東(日本)と西(西洋)でパラレルに歴史が進行する、封建社会ー近代化という風に。中央は乾燥地帯で、大帝国は成立するけど歴史は発展しないってな論法だった。

ってな本をよみながらも、古代をあつかった「失われた弥勒の手」って本を読み始める。
安曇族が、ヤマト民族と新羅においたてられて、滋賀ー長野と全国へちらばってゆく、ちらばってゆくゆく先に「しが」「あずみ」という名前の土地が残るという。

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