A DOLL'S HOUSE @play
二組のカップルがでてくる。有名なノラ夫婦。もうひと組は、ノラの友達リンデル夫人+ノラが金を借りているクロクスタ。
ノラの夫が、銀行の頭取になったというのが冒頭語られるんだけど,ノラさんの旦那、頭取らしい重々しさがないんだわ。ま、いってみれば、石原伸晃が自民党総裁になったみたいな軽さかな(^^;)
リンデル夫人は、後ろ楯の夫をうしなった後、働いて、弟を育て、母をみとっている。ノラを訪ねてくるのも、ノラの夫に就職を世話してもらうためだ。リンデル夫人は言う「だれかのためでなく、働くのはむなしい」と。
クロクスタは、以前名誉をなくした、今、ノラの夫から,解雇されることによって、名誉=世間体をなくすのをおそれている。リンデル夫人と一緒になっていたら、世間体など、気にしないで生きられたという。
二人はカップルにもどるのだけど、この非婚の時代にあっているとおもえる。
ノラさんには、
<偽造したらあかんやん
<ドクター惑わしたらあかんやん
<「夫の命を救うためにやったことをさばく法なんて」っていってもねぇ、そんな!
等々つっこみどころがありました(大阪のおばちゃん風ですけど)。
(あ、法律=妻は、夫の同意がないと金を借りられない」の非難でしたら、わかります)。
鈍感な夫をもった妻ってな感じは今日的でした。(おいらも気をつけよう ^^;)
ドクターを演じた千葉哲也さん、乳母の松浦さん、メイドの明星さん、うまいですね。
劇場の中に四方から見える舞台をつくりそこで演じられてます。一番前=すぐ前を役者さんが行き来する席でした(うれしかった 笑)。
翻訳は、映画セックス&ザ・シティの字幕翻訳の方でした。
| 固定リンク
コメント
>悠さま
>偽造したらあかんやん
今でも犯罪ですよん。
詐欺がばれたのに、開き直り、愛情の問題に論理をすり替え逆襲するところが喝采です。
論理のすり替えはヘルメルのようなモラルに凝り固まったおぢさんの専売かと思っていましたら、窮鼠猫を咬むというところでしょうか。
でも、すべてを解決するのは愛しかないというのもまた真理。考えさせられるお芝居でしたね。
投稿: とみ | 2008.09.30 01:24
□とみさん、おはようございます。
>詐欺がばれたのに、開き直り、愛情の問題に論理をすり替え逆襲する
なぜ、偽造をしなければならなかったのか、それは、あんたのためやん!あんただけには、せめられたくない!ってのもわかるんですよ。
投稿: 悠 | 2008.09.30 07:05