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2008.12.23

期間限定ポール・オースター

「最後の物たちの国で」(In the Country of Last Things)白水ブックス、柴田元幸訳。

廃墟のような国の描写がえんえんとつずく最初。
走者団(走って死ぬことを目指して走るトレーニングをする団体、走りながらばったりと倒れて死ぬことを目的とする)。
微笑団(いかなる状態にあっても陽気な態度をたもつ宗教団体)
匍匐団(住民が懺悔しない限り事態は好転しないという宗教団体)

これって笑っていいんですよね(笑)

で、主人公は、この国にはいったジャーナリストの兄をさがしてこの国をさまよう。
ビンズメのミニュチュアをつくる夫を持つ老婦人を助け始まる共同生活。
兄を訪ねてこの国にきた記者サムと巡り会い始まる共同生活。
貧窮院をボランティア=財産をつぎ込んで営むヴィクトリアらとの生活が書かれている。

あれ、これってひょっとして、ナチの強制収容所に似ていない??もし、強制収容所が世界をおおったらって物語のようだ。
救いは、手品師、芸人として、この国を脱出しようと計画するところで物語が終っているところ。

いるものをはぎ取って、なお残る生、性が書かれてます。書かれてないのは、物の生産と政治(あ、海からの侵略を防ぐためにつくる海壁の生産はかかれてます^^;)。

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コメント

ポール・オースター幻影の書、昨夜amazonから届きました。初めてのポール・オースターです。とても楽しみ!

投稿: その | 2008.12.25 12:20

□そのさん、こんにちは。
幻影の書、おもしろかったですよ。ヘクターの奇想天外の生涯が徐々に明らかにされて行くところから読み始めて、最初に戻るっても、おもしろいですよ(^^)。

投稿: | 2008.12.25 16:45

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