« おれたちは天使じゃない@イッツフォーリーズ | トップページ | 月の輝く夜に@演劇 »

2008.12.21

2歳の私をおいて母ーさんは革命兵士になった

「空(そら)の定義」@俳優座劇場プロデュース公演 脚本は青木豪。
喜劇です。ナイロン100Cの松永玲子さんの演技で、喜劇がもってます。
浅間山荘事件のあと、2歳の娘をおいて、母さんは、革命兵士になってイエを出た。
それから36年。刑務所から出た母が画廊喫茶を営むイエにもどってきた。
(「父帰る」ではなく「母帰る」ですね^^;)
「『お前はその程度だったのかい、私はもっと先にゆくぞ!』って、私たちを蹴ってくれればいい」って言う母の台詞に、団塊の世代は「もって瞑すべし」です。


そういえば、団塊の世代の劇作家ってあまりしらない、上の世代は、唐、寺山、佐藤信、といるけど。もう下の世代、平田オリザ、岡田利規、青木豪さんの世代になってるんだ。

母が、過去の活動を懺悔する、「私たちは、普通の人につうじる言葉をもっていなかった」っていう台詞は、「太鼓たたいて笛吹いて」@井上ひさしの、林芙美子の母の台詞「頭の中にあるものを売るのは、難しいんじゃ」に通じる。

地下活動をする島崎こま子が、林芙美子宅にカンパを要請にくる、そのときのこま子の台詞を、行商人の芙美子の母が、「ここで泣き落とす」「こりゃ、行商人として勉強せにゃいかんぞ」とか、売り込みを採点してゆく、そうだよね、兵士の言葉も、いかに民衆にうるかですもんね(^^;)。

こういう問題を、喜劇で表現する!!すごい筆力だな〜と思う。

ワキは、青年座、文学座、民芸、それと、青木さんの劇団グリング(この人もうまい)が固めてました。

|

« おれたちは天使じゃない@イッツフォーリーズ | トップページ | 月の輝く夜に@演劇 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/140581/43487039

この記事へのトラックバック一覧です: 2歳の私をおいて母ーさんは革命兵士になった:

« おれたちは天使じゃない@イッツフォーリーズ | トップページ | 月の輝く夜に@演劇 »