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2009.06.14

鳥の飛ぶ高さ@青年団

青年団国際演劇交流プロジェクト2009 日仏交流企画
原作:ミシェル・ヴィナヴェール 
演出:アルノー・ムニエ 
翻案・演出協力:平田オリザ
いやぁ、よかった。考えさせられる、現代を感じられるいいお芝居でした。200席くらいの客席の劇場、出演者は18名、チケットは2500円。ほんとにこんな安い料金でみていんですか、ってくらいいいお芝居でした。
便器を売る日本の会社の株式取得をフランスの会社が狙っている。技術力だけはあるけれども、製品がうれず、苦境にたたされる。二代目社長は、系列の代理店を強化して、CMをうちだして、苦しい局面を乗り越えようとする。二代目社長は、江戸末期の美術品の収集家でもある。

次期社長と目されていた、社長の2男の戦略も父と同じ。
この局面を、長男が、マーケティングをフランス人にまかせ、商品を開発する。商品開発は、個人の芸術的才能を活用して行われる。
個人の才能をとことん吸い取ってしまう、市場主義。

この間、会社社員が、「日本神話」@教養講座に通っている。講師は、「天照大御神」と「大国主」の出雲の国ゆずり神話は、じつは、天照大御神族と出雲続の戦いは、当時の世界戦争、グローバルと土着の戦いだったのでは」と講義している。

成功した長男も、さらなる発展には、資金が必要となるが、銀行は、今の規模で十分ではないですか、と。
日本の企業の枠から、さらなる発展を余儀なくされる会社(とまれば倒れる)は、世界的ファンドの資金をたよらざるを得なくなる。

うーん、この間みた「ハゲタカ」が経済映画だとすると、これは、「経済演劇」ですね。
作者のヴィナヴェールさんは、「ジレット」の役員退任後、演出家をされている。

舞台は、能舞台より、すこし、広い位。会社になったり、個人の家になったり、企画のブレーンストーミング室になったりする。舞台では、フランス語と日本語が飛び交ったりする。
青年団の役者さんで、フランス語を話される方は、劇団の費用で一年間フランス語学校に通われていたとか。
平田さんの芝居、音楽はつかわない、舞台で踊らない、歌わないんですけど。
青年団の役者さんが、舞台で、踊ったり、歌ったり、正面向いて芝居するのを初めて見ました。

イギリスとか西洋の芝居を、学ぼうとする演劇より、平田さんとか、坂手さんが、もう、外国と組んで、共同で芝居を作っている。平田さんの「その河を超えて5月」は韓国語と日本語が飛び交っていた。


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