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2009.06.14

さんしょう太夫@前進座

両隣りのおじさんが、メガネをあげて目をぬぐっている。厨子王の母を演じた妻倉和子さんが、「絶対なきます!!」と言われてたけど、本当なんだ。でも、おいらは泣けませんでした。

厨子王、姉が、額に、焼きごてをあてられるのは、満座で、「いつ逃げるのだ」と発言した厨子王のせいやん!姉が、責苦を受け、死ぬのも、厨子王が姉に「逃げろ!」と言われて、とまどって、鎌をもって行かへんかったからやんか!!

姉と弟が逃げるチャンスがありながら、姉の犠牲で弟を逃すのは、「女性が犠牲にならなきゃ!」という固定観念を植え付けるだけとちがうん??

いろいろ、つっこみながら観てるので感情移入がないんですよ(;;)。

説経師が、あらわれ、衣装をぬいで、舞台上の、厨子王、姉ら演じては、また、回りの説経師にもどってゆく。ふじたあさやさん作。’70年当時は、斬新だったろうな〜、きっと。

厨子王が、丹波の国を与えられ、さんしょう太夫に「小さい国がいいいか、大きい国がいいか」と聞き、さんしょう太夫が「大きい国を、ぜひ」というと、「では、大きい国、黄泉の国を」「いずれを答えても,黄泉の国へと思っていた」??厨子王さま、そりゃ、だまし討ちってんでないですか??

厨子王から、父さんしょう太夫をのこぎり引きするように命じられた三郎が、「オヤジ念仏を唱えてきたのはこのときぞ!」と念仏を唱えて、のこぎりを挽く。うーん、悪逆のかぎりを尽くしてきた奴は、根性がすわってるわい、まるで、「首がとんでも、動いてみせるわ」ってなもんだな〜と変なところで感心してました。

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コメント

見ました!(隣の席のおば様はグスグスと泣いてました。)
悠さんがどんなコメントをされるのか、とても楽しみにしておりました。
観劇経験の少ない私としては、山椒大夫たいへん満足しました(そうですか・・・70年代なのですか?)。焼きごてなんかは。やっぱりやってくれた・・・と私のサディステックを実感できました。
動き一つで、あんなに弱々しく、繊細に見えるなんて・・・あんなに投げ飛ばされて、安寿の役者さんはきっと青あざだらけですよね。小学生の頃に読んだ児童書の残酷・復讐もの、この安寿と厨子王や岩窟王(モンテクリスト伯)などは・・・あの少女の頃どんな気持ちで読んででいたんだろうと考え込んでしまいました。

投稿: その | 2009.06.17 11:34

□そのさん、おはよう。
演鑑で、ご一緒してます(^^).泣いてる方おおかったですね。やっぱり受けるのですね。
安寿と厨子王は、森鴎外作だと、安寿は入水、山椒大夫は、考えをあらためてさらに富貴になるとういう結末です。映画も、安寿は入水。
厨子王と、母との邂逅<アンジュ恋しや、ほうやれ、ほう、厨子王、恋しや、、、>が有名ですよね。
あんたは逃げたら偉くなれて、母ちゃんとあえるけど、安寿は、逃げても,ってなところが理不尽ですよね(^^;)

投稿: 悠 | 2009.06.18 07:52

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