東京原子核クラブ@京都文芸会館
平和館=下宿屋の娘が問う「友田さんらは、原子爆弾を作ってはったんのではないですか?。もし、そうなら、うちは、長崎や、広島のひとに申し訳ないんです」。理化学研究所につとめる友田は、これを肯定し、「ニュースを聞いたとき、先をこされた、とうとう研究者だれもが、やりたいと思ってた核を開放する、のをやったんや、と、思ったんです」「情けないことに、その後、被害者のことを思って慄然としました」と。
戦争がちがったように見えてくる、私たちは、単に原爆の被害者であっただけではなかった。
芝居は、平和館に棲む、理化学研究所の実験者、研究者、ダンスホールのピアノ演奏者、ダンサー、劇団主宰者、野球少年ら、それぞれがあやしい人でもある生を描く、青春群像劇です。この人たちがからむ前半は、面白かった。
あの時代を、ダンサーに振り回されて、ピアノ弾きのように生きたい(^^)<それは、上海バンスキングやろ!
野球少年が召集されるときに、編集者がいう「上司の命令なんかきかずに、危ない思ったら、降伏して下さい、アメリカは、捕虜を大切にします」「生き延びて下さい」との台詞が必要な時代を描いてます。
社会派劇で、笑いのある、井上ひさし、永井愛ともちがった笑いがあります。
ps 会場の文芸会館、4〜500名くらいの客席で、これくらいの劇場で、お芝居みれたらいいな〜(椅子がちと固いので、3時間座ってるのはちとつらかったですけど)。
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