戦後思想は日本をよみそこねてきた〜近現代思想史再考
鈴木貞美、平凡社新書、2009,12,15
久しぶりに知的に興奮してます、っても、おいらと同年齢でなきゃ、解んないでしょうね。ちなみに、著者は、1947年生です。
著者自身が影響をうけている、丸山昌男、吉本隆明、加藤周一らが俎上にあがってます。
丸山は、日本は、進んだ近代西洋ーー遅れた日本、土着思想(天皇制)これが、戦前の世界だと、述べてました。なるほど、西欧に追いつかなければ、って、図式でした。
しかし、カースト制度を維持しながら、高度資本主義を実現したインド、でこでも日本のようなことがおこってる、これを西欧化すれば、いい、なんて、それで、いいんですかい??ってな問いかけがこの本にある。
神が死んだ!!ってなニイチェを、一神教の神が存在しない日本人がわかるってのが無理なんじゃない、とか、うーん、そうなのか、と。
再読してます、三読、四読しそうですね、この本(^^)
| 固定リンク
コメント
お久しぶりです。
とても興味深いです。買いに行こう。
投稿: あかん隊 | 2010.01.27 12:50
□あかん隊さん、こんばんは。
いや、今三読中です。吉本、丸山に行かれてきたましたので、目にうろこです。って、吉本さんの評価がさがるわけではないんですけど、丸山さんの評価はだいぶさがってます(まえから下がり中だったんですけど)。また、要約をアップしようと思ってます。
投稿: 悠 | 2010.01.28 20:55