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2010.02.28

心でっかちな日本人

山岸俊男 2010,2,10 ちくま文庫(単行本は、2002年刊行)
「頭でっかち」の間違いではありません。すべてを心で説明する評論家のことです。
いわく、少年犯罪は、受験でゆとりがうしなわれたせいだ、いじめは、おもいやりの欠如だ、等々。

日本人は、会社依存だというが、これは、経済学者の「戦略的補完性」なるシステムで説明できると解く。
終身雇用、年功序列、これは、会社にいた方が得なシステムである、だって、最後までつとめた方が退職金が多くもらえるし(っても、積み立ててるだけですけど)、子供、住居に金がかかるとき、給料がおおくなるシステム、働く方からみればですけど。で、会社にしたら、社内教育して、能力をつけてよそへ行かれたら、それまでの投資が無駄になる、社内に精通してくれるほうがいい、って両者の思惑が合致してできたシステムがあるから、会社で、嫌われないように、みんなが残業するときは残業しようってな風になってるだけだと。

システムがかわれば、会社依存はなくなるはずだ。

そういえば、戦前のイエ制度は、新しい民法ー婚姻の自由、相続制度の変更によってくずれましたもんね(^^)

戦後思想、丸山真男、川島武宜とかが唱えた、戦後民主主義は、このシステムが崩れた今、実現が可能となるかもしれない。(会社勤めの経験が1年しかない、私には、会社依存ってのがわからないですけど(;;))

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