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2010.02.24

ジャズで踊って、リキュルで更けて

斉藤憐著、2004,10,28 岩波書店 
ここんとこ、私、期間限定斉藤憐です、って、まだ、当分つづきますけど。
「愛染かつら」「東京音頭」「ゲイシャワルツ」「王将」などの作詞家、西条八十を追う。

中山晋平、古賀政男、服部良一、らと、作った歌と、世相との関連が追われている。共産党弾圧のあった年、沢村貞子@女優が逮捕されているとき、日比谷公園で、「東京音頭」で踊っている大衆ってな具合に。

音楽学校を出ていない、古賀政男、服部良一が、日本の歌謡曲を作っている意味をわすれてはいけない。
歌手の藤山一郎(かれは芸大卒です)が、「古賀政男、服部良一、古関裕而、三人の作曲家のどなたがすきですか」と問われて「作曲家は、コンポーザだろ、和声の基礎をふまえて、、、、三人は作曲家ではない!」って答えている。うーん、日本のインテリが歌謡曲にいだいているイメージがわかる。

これは新劇批判の本でもあります。戦争中、民衆を犠牲にして作りあげた「大仏開眼」を上演して弾圧された新劇。これと、戦争によって、家族がひきさかれる悲劇をかいた菊田一夫のどちらが、戦争反対か。
戦争に協力させられ、旅芝居をした新劇が、戦後は、「外国劇」をやっている。え、え、時代にもとめられて、なお、半歩すすんでいる劇をやれんのかい、(はい、勝手に、憐さんのいい分を書いてます)。

あとがきには、斉藤さん、歌謡ショーの構成もされてたことが書かれてる。こういうお仕事されてたから、「上海バンスキング」できたんだ(^^)。

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