Nのために@湊かなえ
東京創元社、2010.1.29
名前の中にNをもつ6人。そのうち、野口夫婦が殺害される。妻は夫に、夫は妻の愛人西崎に。
で、愛人には懲役10年の判決。
そのとき、取られた4人の調書。同じアパートに住む、自称小説家西崎、学生杉下希美、理科系の学生安達望、大学生成瀬。西崎、希美、安達望は、同じアパートの住人、希美を成瀬は、瀬戸内海の島出身で高校の同級生。
10年後、それぞれの告白。それぞれがちがう誰かのことを想いながら、そのことは伝わらない。すれちがい。悲劇をおこすことになる、想い。「誰かを愛するために」って、この想いが、なんとも、切ないんですよ。
「告白」は、図書館に予約登録をしてるんだけど、まだ、順番がまわってこない。
で、最近出た新刊を朝のジム帰りに購入。うん、これが手放せないんだ、ずっと、最後まで読了。この間、友人が出演している素人劇団の舞台をみたり、喫茶店でコーヒ飲んだりしながら読了。
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コメント
私も名前にNがあるんですけどって関係ないか。
相変わらずの読書量、うらやましいです。
投稿: かと | 2010.03.08 00:22
>かとさん、こんにちは。
N?そっか、ありましたね(^^)
なんか、仕事が忙しいと、ついつい読書に<仕事しろ!!
投稿: 悠 | 2010.03.08 16:00