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2010.08.23

今は亡きヘンリー・モス ネタばれあり

メキシコのとある部屋で、アル中の親父が死ぬ。疎遠の、息子二人がその家を訪れる。兄は、どうやら、父の死の真相をしっているみたいだ、弟は、兄が殺したんではないかと疑って、真相をみつけようとしている。

死の前夜、父を鱒つりに運んだ、タクシーの運転手。つりから帰ったあと、スープをつくりに着た、中国人の料理人、たまたま、訪れた兄、父とつきあっていた女性、これらの人から、父の死があきらかになる。

第二次世界大戦に従軍したアル中の父、その父のDVに苦しむ、兄弟、母の家族。
父が20年間をすごしたメキシコの地。そこで、知り合ったなぞの女。

父は、謎の女から「死んでいる」(「お前なんかもう死んでいる」ってなの漫画にありましたっけ)と言われている。なんとか、生きていることを証明しようとするけれど、徒労に終わっている。

この謎の女は、父の死を見守っている、父の最後の瞬間、父の正気の時代を父に思い出させる。
この女=性でもあり、聖でもあるってのが最後に分ります=の存在が、なんともいえずいいんですよ。

しかし、アメリカの家族って、やっぱり肉食なんですよね。日本では、こういうむき出しの感情が対立するってな芝居、リアルじゃないですもん。アメリカが病んでいるのか、それとも、こう家族が対立できるだけ、更正が期待できるのか。
さきにも、書きましたが、救いのメキシコの謎の女性が気になります。


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