« 玉三郎特別舞踊公演@南座 | トップページ | トップ・ガールズ »

2011.04.11

焼肉ドラゴン

万博をはさむ時代。大阪のコーリアンタウン。
国有地を不法占拠してしか住むことができない、在日朝鮮人の営む焼き肉店が舞台。
父、母は再婚、それぞれの連れ子。長女は過去に足を折ってビッコをひいている。次女、三女はクラブの歌手、二人の子である時生は私立 進学校に通っている。

開演前席につくと、舞台では、次女と哲の結婚を祝う席みたいで、焼き肉を焼いて、楽器の演奏が行われている。焼き肉のにおいが客席 まで。舞台がはじ まると、哲と次女が婚姻届を出しにいって、哲が役所の対応におこって届出用紙を破って帰ってきた。次女(占部房子)と婚約者哲(千葉 哲也)のやりとりがす さまじい。

感情むき出しのやりとり。
しずかなのは、第二次対戦で片腕をうしなった父、足のわるい長女。
哲は、長女と結婚したがっていたが、長女は断った。結局、哲と次女は離婚し、次女は韓国人と結婚し韓国へ。哲は長女と結婚し、北朝鮮 の帰国事業で北朝鮮にゆくこと になる。三女は、スナックを開店する。男の子はいじめにあって、自殺する。
最後、国から、店の明け渡しを執行され、店をでてゆく父と母。

しずかな父の「わしは、国をすてた、そして働いた、働いた、妻をなくした、そして、働いた、働いた。子を亡くした、そして、働い た、働い た。。。。」と述懐が胸にひびく。
父が、時生とともに屋根にのぼり、バラックの屋根に桜が散るのをみて、「こんな日には、明日はきっとよくなると信じられる。昨日がど んなひであっても、、、」と言う台詞も。

最後、妻をリヤカーに乗せて一気にはしり去るすがたに思わず涙でした。

っても、しめった舞台ではなく、当時の吉本のギャッグをつかったりで客席はわいてました。
在日韓国人の生活が、日本人の生活を照射している、そんな舞台でもありました。

|

« 玉三郎特別舞踊公演@南座 | トップページ | トップ・ガールズ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/140581/51359546

この記事へのトラックバック一覧です: 焼肉ドラゴン:

« 玉三郎特別舞踊公演@南座 | トップページ | トップ・ガールズ »