夕陽と私と、どっちがきれい?
びわ湖のほとりをめぐる道路、湖周道路、長浜付近を走っているときだ、比良山に落ちる夕陽がきれいだった。「きれいだね!」と俺がつぶやくと、助手席の女が、「夕陽と私とどっちがきれい?」と婉然と笑った。
癌病棟で明日死ぬかもしれぬジジィでも、生き返るかもしれない、そんな笑顔だった。
おれは、「夕陽もお前もさ」と三枚舌で返事を返した。
ってな文書を書き続けてしまいそう。おいら運転免許をもってません(^^)
きっと、東直己「探偵はひとりぼっち」「半端者」「旧友派は春に帰る」と、札幌を駆け回る、大学哲学科中退のデブの便利屋が主役の小説を読んだせいだ。芝居を見に行くときに、読みたい本に出会ってしまうみたいだ。
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