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2014.05.02

アクト・オブ・キリング@映画

うーん,インドネシアの軍事革命の際,民兵組織の一員となっって共産主義者を拷問し,殺害したプルマン(=極道)(Free man が語源).彼は,1000名以上という殺人を犯しながら,自分が発明した,針金で人を殺す方法とかを誇りに思っている.
彼に,当時を再現しようと,共産主義者が集められて生活した森を襲い,殺戮する有様等を持ちかける.
彼は,針金を用いた殺人方法や,集団で,森を焼く,共産主義者の尋問,拷問を再現する.

ところが,拷問を受け,殺害している役を演じている間に,自己の行為の無慈悲さに気づいて行く.

殺害した現場に立ち戻り,針金を見つめながら,彼は,うなり声をあげながら吐きつづける.

彼は,当時は,何も感じなかった行為を,受け入れられずに吐いているのだろうか.

もし,当時の映像が残っていたら,悲惨で,観ていられないと思う,観客である私は,どこか,観ているものは,現実ではいと思っている.いまの彼,当時は,誇りに思っている行為,今となっては,行為の意味を知りつつある,それを観客である私がみている.

この間観た,刑務所の中のシェクスピアの「シーザー」を演じるのもそうだけど,こういう二重の現実は,映画に会っている,演劇的(シアトリカル)だと思う.

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