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2014.10.20

沈黙を破る者@メヒッティルト・ボルマン

河出書房新社刊
1997年11月の現在と、1937年から1950年の過去が交差する。
父が死んだ、父の引き出しに若いの女性の写真があった。この写真の女性を探し出そうとするところから物語が動きだす。

高校生の男性三人、女性3人 何か困ったことがあったらお互いに助け合おうとちかった6人に、ナチスの影が、多いかぶさってくる。男性二人は,戦場に行き死亡、一人は、ナチスに。一人の女性の父は、反ナチ。かれらに襲いかかる運命。父の写真に写っている女性は?父はなぜ、写真をもっているか?

最後にあかされる、息子の父の真実。うーん、とうなってしまう。一気に読みとおしてしまいました。

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「光のない」@地点

京都造形大学内にある春秋座、間違えて、京都精華大学に行ってしまって、あわてて、もどる、でも、ぎりぎり開演時間には間に合いました。
地点の俳優さんは6名なので、今回も原作は、登場人物は二人だけど、6人に台詞を割っているとか。

これが演劇なのってなお芝居でした。互いが立って寝ての台詞の応酬。
なんか、わからないのですけど、地点のお芝居、目がはなせずにみてます(^^)

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2014.10.12

ブレス・オブ・ライフ~女の肖像@新国立劇場小ホール

 イギリスの海岸沿いにあるハウス。
 その家の住人であるマデリン(若村麻由美)の元に、フランシス(久世星佳)が訪れる。
 専業主婦だったフランシスは,夫と別れたあと小説家となっている。マデリンは,博物館に勤務した後,退職して論文をかいている。
 元夫にして元恋人は,若い女性とシアトルで生活をしている。二人芝居です。

 キング牧師の演説をきく,,ベトナム反戦活動をしていたマデリンと恋人。
 フランシスと結婚生活を送っていた元夫。

 それぞれの女性が,描く,,男から聞かされていた相手のこと,自分と男のことが語られて行く。自己を語ることに抑制的なマデリン,対照的なフランシス。
 え,えツ,役の中の人物は,おいらとそうかわらない年代だ。

 「どっちかというとマデリンの方が魅力的なんだけど〜」「若い女性とシアトルで〜」<こらこらうらやましがっている場合ではないぞ!!
 
 サスペンスみたいでした。まー謎解きですもんね。二人のがっちり組んだ対話劇。若い愛人を用意してあるのは,どちらも,去られた女性ってことで,了解し合える余地残してるのかな??

 

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炎 アンサンディ@シアタートラム

舞台の三方を客席が囲む。ときどき,向こう側の客席に光があたって,客の顔が見えると,ふっと,あ,観てるのではなく参加しているのだと錯覚する,同じく三方から舞台を囲む,能楽堂では,そんなことはないけれど(もう,客席は常時見える訳で,みえないことにしているのだろう,歌舞伎の黒子さんも同じ)。


麻実れいさん,10代から,実年代(??)までを演じ分けられていました。

内戦により,互いが互いを殺害する,そんな時代を生きた,少女。祖母から,一族から抜け出し,読み書きができるようになり,祖母の墓に,名前を刻んでくれという遺言とおりになる。

物語は,麻実れいさんと親子の交流がなかった,姉(大学院で教えている),弟(プロボクサーをめざしている)に残された遺言,姉には,実の父を探し出し,手紙を渡すこと,弟には,兄を探し出し,手紙をわたすことという内容。

遺言執行人の公証人も加わって,父,兄をさがす。そのうち明らかになる母の往き方。自分たちの出生。

「憎しみは,相手を殺戮することで解決しない」「相手を恐怖を与えて,相手が改心するか」「考え抜くことでしかかいけつしない」

日本人,私にとって,内乱(殺戮)ってのは,想像しにくい。

いまの,中東でおきている紛争は,十字軍の遠征みたいに100年を超える戦争になるんじゃないだろうか。ちょうど,日清戦争から敗戦まで,日中戦争は,50年戦争だったように。

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かさぶた式部考

上演みてきました。約2時間半。秋元松代作。
炭坑の爆発で脳を患った青年を巡る,仏のようにうつくしい女性と,不倫をしている現実の妻との愛情物語とみれば,わかりやすい。
しかし,美しい女性と愛欲のはて,谷に落とされることで,脳の患いがなおって正気にもどる青年,それを信仰物語(信仰のせいで病がなおった)という伝説にして,宗教が栄えていくサマ。信仰者同士の差別,村での性(いまならセクハラやあな)ってな話しを,日本人のねっことして描く。西洋文化の後追いしてきた日本人に,醜い自画像をつきつけるような物語。

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2014.10.11

孫崎享さんの講演

元外交官,『小説外務省―尖閣問題 の正体―』『戦後史の正体』等の著者。

米国=(軍事産業)の陰謀史観のようなお話しですけど,拝聴してきました(^^)

今まで,尖閣付近で操業する漁船を拿捕しなかったのに,急に,拿捕に方針をかえたのは,誰か?なんのためだ?

とくに気になったのが,『小説外務省―尖閣問題 の正体―』は,持ち込みではなく注文原稿であったのに,出版が断られた。反原発,尖閣問題で発言すると,TVのコメンテーターに呼ばれない。(ただし,ラジオは別)。

小林信彦さんも,週刊誌にエッセイを連載中ですけど,そのなかでラジオを聞くようにしている,と書かれているのを読んだことがある。日本人は,集団で,ヒステリー状態になる体質をもっているからと,戦前と,戦後民主主義の時代を書かれてましたし。

また,そんな時代がこないといいんですけど(ってもう来てるか?)

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