タンゴ・冬の終わりに
出演 三上博史 神野三鈴 倉科カナ 梅沢昌代 ユースケ・サンタマリア
演出 行定 勲
この作品みるのは、三回目なんですけど、今回、演劇の虚実皮膜を扱ってるんだとわかった<いままではわかんなかったのか!!演じなければ、気が狂いそうになる、僕は芝居の言葉しかでてこない、とかいうセリフとか。
主人公は、むかし、新進女優と恋をした記憶も、新進女優をすら判明できず、新進女優から、彼女の恋人(実は自分)とのことを語らせ、その、恋人の心理を推測する。「それは、彼女の母性本能をくすぐりたいんだな」とか評論する。
三上さんのセリフの発生が、鼻に響す平幹二朗さんみたいでした(って、平さんの「タンゴ・冬のおわりに」は観てないんですけど。
だけど、錯乱している男は、こどもにもどって、甘えたり、利かん気だったりしてる様とか、狂気と正気、夫、弟、芝居の登場人物、過去と現在をいったりきたりしてるのには、三上さん、ぴったりかな。
それと神野三鈴さんが、男に反応しての演技・セリフがよかった(神野さんVS中谷美紀『メアリー・ステュアート』もすごかったですけど)。
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