「婚約者の友人」「ポリーナ、私を踊る」
「婚約者の友人」
第一次世界大戦後、ドイツでは、息子を失った老父婦、息子の婚約者が、暮らしている。そこへ、若いフランス人が訪れる。最初は、息子の父からにべもなく、追い払われる。婚約者が、若者が、息子の墓を詣でていたことを聞き、
婚約者の取りなしで、若者は家族に受け入れられる。若者は、息子がフランス留学していた時の友人であると紹介する。老夫婦も、婚約者も、息子の死から、立ち直ってゆく。で、この若者は?
「戦争は、父親が決め、そのせいで息子が死ぬ」とかの父親のセリフ、両国の荒廃、が身に浸む。
ルーブル美術館へ、「自殺」って絵を眺めに通う婚約者。その絵の前に座って眺めている婚約者の知らない若者。二人の出会いが予感され終わりが、救いかな。
「ポリーナ、私を踊る」
ボリショイバレー団への入団を、めざし、幼い頃より、レッスンを続けてきた少女ポリーナ。入団を前に、コンテンポラリーダンスに魅入られ、彷徨する。バーに勤めながらも、レッスンを続ける。最後に踊るダンスがよかった。表現、客に見せる、自分の中で表現したいもの、綺麗に踊るだけでは、すまないんだな、と。
映画に移されるボリショイ劇場に圧倒された。
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