2021.02.21

波の上のキネマ@ピッコロ劇団

 廃業かどうか思案中の尼崎の映画館主、映画館は、創始者の祖父が戦後始めた。シネコンにおされて、映画館の経営も大変であるらしい。不動産屋は、パチンコ屋に売らないかと執拗にせまってくる。映画館店主を沖縄からの客がおとずれる。新聞に映画館の廃業の記事がでる。その記事をみて台湾から男性が、祖父の写真を返しに訪ねてくる。 ピッコロ劇団ほか×岩崎正裕(劇団太陽族) 原作=増山 実、集英社刊)


 そこから、祖父の軌跡をたどることになる。戦前、祖父は、人入れ家に騙されて、西表島で石炭を採掘を行うことになる。そこは、囚人のような過酷な労働を強いられる。訪れた客の祖父に思い人の絵(ふじたつぐじの署名がある)を託して、本土に逃げ帰る。その西表島では、映画館があった(これは史実)。帰国した祖父は、尼崎で映画館をはじめる。劇の中では、チャップリン@街の灯、@七人の侍、@椿姫などのワンシーンを俳優たちが演じる。これもよかった。


 その祖父の足取りをたどった主人公は映画館をつづけることを決意する。


 私のみた舞台では、始まってすぐ、幕がおり、何事って思ってたら、脚本、演出の岩崎さんが、舞台前で、「え、この舞台は、出演者が、役を複数します。で、その度に当然衣装を着替えるのですが、着替えを忘れたでてきた役者があるので、もう一度はじめからやり直します」とのことでした。


 こんな、ハプニングは、「天保一二年のシェイクピア」@井上ひさしでも経験した。冒頭、唐沢さんとだれかの掛け合いで始まる。二人の会話がながいな??って見ていると、客席後方から蜷川さんが、舞台にあらわれ、「すいません、はじめからやりなおします」ってなことを経験したことがある。たぶん、早く切り上げる会話がながくなったのだろうか。アドリブでやってたんだろうか??でした。


 これで二度目だから、もう一回くらい経験するかもしれない(^^)

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2021.02.07

ザ空気3@二兎社@永井愛

TV局の政治討論番組の司会のアナウンサー(神野三鈴)は、今日の仕事を最後にアーカイブ室に移動することになっている。男性コメンター(佐藤B作)は、元は上司であったが、いまは、いわゆるスシローのような政府に癒着している。アナウンサーの自殺した上司は、コメンテーターを創建していたこともある。コメンテーターは、日本学術会議ならぬ日本アカディミアの会員の推薦者から特定の人を外したことに関与している。自殺した上司の話題から、コメンテーターは、「その理由をしるした」証拠を、アナウンサーにあづける。さーどうなるってとこで、どんでんかえしがおこり、結局放送はされない。

アフタートークで、永井さんは、貴社の編集権をさだめる国と、努力義務のようにさだめる、違いをあげ、制度が必要だと、話されていた。

2時間(休憩なし)は、あっと、いううまでした。明日は「熊楠の家」の観劇予定。

 

 

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2021.02.06

芝居がみたい

って思ってたら、地元演劇観賞会で「おとうふコーヒー」、「眠れない夜なんてない」@伊丹アイホール(青年団)☆「ザ空気」@ 琵琶湖ホール(永井愛)「熊楠の家」@(呉竹文化センター)とチケット入手。今日はアイホール、明日は琵琶湖ホール、明後日は京都呉竹文化センター。

☆「お豆腐コーヒー」脚本詩森ろば
介護施設にいる女性。お豆腐を食べながらコーヒを飲む老女、そっかコーヒとケーキでなく、コーヒーと豆腐。介護施設の職員、女性の孫で性転換をしている。こういう施設にお世話ならぼけてもいいか、と思える。

☆「眠れない夜なんてない」@青年団

マレーシアの日本人用保養施設で暮らす日本人。娘と二人で暮らす男性(兄は先の戦争で亡くなっており、東京で営んでいた自転車家は、道路用地に買収され、そのお金で保養施設で暮らすようになった。彼の兄は、先の戦争で招集され、亡くなっている。

離婚前に、保養施設をためしにおとづれている夫婦。蝶々の種集を趣味とする退職老人(男性)とその妻。日本にいたときは、引きこもりだった青年。日本のビデオの複製を売ったりして生活している。日本で引きこもりのときは、自殺する夢をみてたという。この施設に暮らす女性の同級生が、老後どこで暮らすか体験入所にくる。二人は親しげであるが、女性は、おとづれた女性にいじめられていた。と元引きこもり青年につげる「ひここもりができるっていいね」「わたしもひきこもりたかった」と告げる。

自転車屋の老人の兄は、工兵で、マレーの銀輪部隊(自転車で、イギリス軍を追いかける)の自転車の修理をしていて、戦死。それぞれの過去を持ち越している。

 

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2020.10.31

イッセイ尾形の「妄ソー劇場」@京都

久しぶりのイッセイ尾形の生舞台(京都府立芸術会館)

今年は、コロナ下で、サイン会もグッヅの販売もなし。

客席は前後左右が空席。

交通事故で、クレーマーと対峙する夫妻。

避難訓練をする老人会の3人の男性。

コロナの流行る中、部長、課長、平社員、相手をするクラブのママ。

地区で水害の避難訓練をする老人会の3人。

高校生、メガネ(老眼鏡)で、よく見えるようになった女子高生。

患者に一言いって薬を渡す医師と患者。

本当に、久しぶりに、笑い転げて面白かった。

いくつかの仮面をつくっての浅草物語(?)

最後の浅草物語、客席は笑いにつつまれていたが私はわらえなくて

この朝草物語だけは、苦手で、面白さがわからない(泣)。

 

 

 

 

 

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2020.08.01

久しぶりの生舞台

京都E9〜アラベスク、狂言+浪曲+講談、京都文芸会館〜落語、お芝居、演劇をみてないぞ。中止になった舞台はあるけど。

ビデオみたり、音楽を聞くってのもないし。映画は、見てましたし、ユーチューブで、演劇はみてたけど。

今日、ダルカラの谷さんが大阪で、ワークショップをやったあとの参加者による舞台を観た。ワークショップをうけられたのは、役者さん(?)。

脚本コースもあり、その脚本を観客の前で見せるってなもの。

一つは、地球に惑星が落ちてくる。人々はみなシェルターで生活している。でも、落ちてくる惑星が、シェルターにあたると、中にいる人は全員死んでしまう。シェルターには、空を飛ぶという機能がついている、これで、衝突を避けられるかもしれない。ところが、その機能は、シェルターの外から操作しなければならない。で、いろいろ、わけありな、シェルターの中で、誰が、その役をやるかが議論となる。

もう一つは、劇団の演出家は、パワハラ気質。主役の役者はたまらず、退団を決意する。もうすぐ本番で、チケットはうれている。このパワハラを、愛情だと誤解してしまうお互いの体質。なんか、DVとか幼児虐待とか、パワハラとか同じ構造なんだ、ここに可視化されている。こちらは、面白かった。

映画は、近所の映画館にかかるものは、暇があったらみてます。ランボー、コンフィデンス、アニメ・ゲド戦記、中島みゆきの一昨年の夜会を撮ったもの。大林監督作品「海辺のシネマ(?)」は、近所で上映しないから、都会にでねばならぬか。コロナ、なんとか、ならないかな。こまったもんだ。

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2020.07.14

イッセイ尾形のビデオ

イッセイ尾形のビデオを何本かとりだしてみた。ほんと、生の舞台がみたいです(泣)。

白装束の男が、自分の身体に命令する「左足一歩前。。。。ちがうそれは右足だ」「左足一歩前」「よーし、よしその調子だ」ってなもの

楽団員が見合斡旋会社で、斡旋員と面談。「あぁ、ここをおとづれた訳?」「ここから案内所がきたから、僕にも、結婚できるよって、誘ってくださったから」「ん?それじゃダメ?」 「マザコン?」「そんなことはないですよ。むかし、ママに、怒ったことがあるんですよ。」「職業?」「N響」相手「?」「NHK交響楽団!!」「見合いしたこと?ありますよ。それが、食事にいったら、髪をこう、ときどき、耳まであがてね、食事するの、がさつでしょ?」「で、趣味はって聞いたら、音楽、チャイコフスキーがすき、っていうのよ。いま、その曲がかかってるのにきづかないの」「え、ええ、断りましたよ」ってな会話が続く。おもしろくて、ときどき、自演してましたが、笑えない。重症かも、私。

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2020.02.23

「エブリブリリアント ・シング」@舞台「スキャンダル」@映画

*「エブリブリリアント ・シング」

昨年9月に福島三部作@脚本・演出 谷賢一を見て以来、谷さんの作品の追っかけをしてます。神奈川芸術劇場のマクベス、今回の佐藤隆太さんの一人芝居を観てきました。舞台の上に客席、四方にあり、真ん中で演じる。昔、びわ湖ホールの大劇場を舞台+観客席にしたのがあったな、「かもめ」@地点、「家宅か修羅か」@平田オリザ「青年団」。少年の母がうつ病で、少年もうつ病。この病気を克服するために、「好きなものを一万ノートに書き続ける」うつ病を克服していく。

   客席に着くと、佐藤さんが、セリフの書いた紙を配っている。紙には番号が書かれてあり、その番号をいったら「大きな声で呼んでください」との指示。舞台で、一人で、誰かに向かって演じているときの相手の台詞等が書かれている。うーん、こういうの当たるんだよなと顔を伏せていたけど、ちょっと顔をあげたとき、目があって、紙を渡された。紙を渡された人は、ざっと20人はを超えていたけれど。高泉さんの「アラカルト」でも、声かけられたし。おいらは、隙のある雰囲気を醸し出してるのだろうか。舞台は、青年期の恋ー結婚ーー離婚と続いていくが、ブリリアントなものを書き上げてゆく作業は続いて行く。うつ抜けにはこれがいいかも。これを演じるのって、番号(通し番号ではない)をいう、その番号を覚えているのが難しいだろうな、と思った。

*「スキャンダル」@映画 シャリーズ・セロン ニコール・キッドマン マーゴット・ロビー

フォックスの会長が司会者に登用することを餌にセクハラ行為を行った。その被害にあった司会者が、会長を相手に訴訟して勝訴するまで。トランプが選挙戦に出ているから1916年代の物語だというのに驚く。日本だと菅首相が、安倍さんを相手に名誉毀損で訴えたが、菅首相の言い分は通らなかったし。こういう点は、アメリカの方が風通しがいい、と思う。ニコール・キッドマン、本当に久しぶりに見た(^^).

 

 

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2020.01.29

「私たちは何も知らない」「田中泯」「山海塾」映画「リチャード・ジュエル」

「私たちは何も知らない」「げ、ん、し、じょ・せ・い・は〜」って青鞜の宣言がラップで流れ、劇中、何回も流れる。あの時代を生きた青鞜同人たちが、現代に生きていたらというのが感覚的にわかる。登場人物は同人の女性+奥村博(雷鳥のパートナー)。
同人同士の論争、戦争期、「うめよ、ふやせよ」運動に絡め取られたり、戦争に協力的であったりの同人の危うさもえがかれていた。

「田中泯」(京都E9)「山海塾」(琵琶湖ホール)とたて続けて舞踏。山海塾のアフタートークで、女性対談者が、「塾のダンス各シーンに名前がついてるんだけど、自分が名前をつけるとしたら」とか「どのシーンが好きでしたか」と参加者に問いかけてまして、「そうだよな、自由に見てもいいんだよな」と。

「リチャード・ジュエル」太った、オタクのような警備員。音楽のイベントの警備中、爆弾を発見し、観客を非難させる、幸い犠牲者は少なく、ヒーローとして賞賛される。ところがFBIは、彼が爆弾犯だと狙いをつけ、逮捕しようとする。リチャードは、FBIに任意同行中、知り合いの弁護士に連絡をとり、依頼する。英雄として、賞賛されていたのが、一転して被疑者。アトランタオリンピックで起こった爆破テロを題材にした実録ドラマと宣伝にある。クリント・イーストウッド作品。

 

 

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2019.12.27

「ただしヤクザをのぞく」「牡丹灯籠」「ア・ラ・カ・ル・ト」「マクベス」

「ただしヤクザをのぞく」笑の内閣 ピザ屋の店長と警察官と会話 暴対法で、ヤクザに物を売るのは禁じられているのにこのピザ屋は、ヤクザにピザを売っている。これを断るように命じられている。で、客は、子供がたのしみにしているから売って欲しいと店員に頼む。同情した店員は、店で自腹でピザを購入し、ヤクザに売っている。とドラマは進行してゆく。客の笑いは多かった。 

「牡丹灯籠」語り平松千恵子 サキスフォーン柳川芳命 ドラムMEGU 牡丹灯籠って長いお話なんだけど、こういうお話なんだとわかる(ってもおいらの頭なかではあやしい)。ドラムは、女性なんだけど、ダイナミックだった。

「ア・ラ・カ・ル・ト」高泉淳子・篠井英介他 舞台は音楽家5人 高泉さんは、「高橋」というワイン愛好会に属するサラリーマン、篠井さんは、習い事の先生から、高橋さんに会うように言われて(見合い)。篠井さんとの会話、舞台の音楽は楽しい。高橋さんは、ワインで食事をしながら、即興のセリフの応酬、ワインの名前だけを歌詞として一曲歌い上げる高泉さん。ゲストの篠井さんも歌う。なんとも、楽しい舞台でした。

「マクベス」(Dull Colored Pop 谷賢一主催の劇団。)夏の終わりの「福島三部作」特にブレヒト劇風の二部がよかったもんで、すっかりファンになって、みにいってきました。スーツ姿のマクベス。結末は、現在の政情を皮肉ったようなものになっています。魔女、マクベス夫人、等々役者さんもよかった。今度大阪にもくる谷さん演出「エブリ・ブリリアント・シング」楽しみに待ってます。

昨日、近所のジャズ喫茶で、急に決まった女子中学生(12歳)のライブ。これがまたすごかった。東亜樹(あずまあき)さん、ユーチューブに2000曲以上歌をアップしているとか。京都のルクラブジャズでの予定も入ったとか。私事ですが、今年秋の叙勲を受けました。

 

 

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2019.10.07

「眠りながら走れ」「日輪の翼」

「眠りながら走れ」京都E9

以前、見たことがあるのだけど。今回は、よくわかった。こちらが、平田オリザさんの劇に慣れたせいか。大杉栄がフランスから帰国して、関東大震災のときに、虐殺される前までを描く。舞台は、大杉栄宅の居間。登場するのは大杉栄と、伊藤野枝の夫婦のみ。フランスの監獄で「頭を坊主頭にしてくれっても、やってくれないんだ」「あそこに犬が椅子の上に座ってるんだ」「雷鳥さんとあってね。心中するとき、痛くなかったですか」「逆に日陰茶屋の時は痛くなかったですか、と聞かれたから、蚊に刺された時より痛かったと答えた」などの夫婦の会話が交わされていく。この二人が革命家であること、虐殺されることを知っていると、かけがえのない日常(っても、実際の会話ではなく、創作)が愛おしく思える。

「日輪の翼」神戸卸売中央市場

 トレーラー船上 この劇、2年前かな、京都であって、チケット買ってたんだけど、平日で、その日、仕事が伸びて、行けなかった。それ以来、作者のやなぎみわさんのツイッターをフォローしてったんだけど。書き込みがなかった。で、京都E9で、チラシを発見。翌日だって書いてある。京都E9で、芝居が始まる前に、電話したら、5時から当日券が出るという。前売りは売り切れとのこと。当日券取ったことがないので、4時ころ行って、一番前で並んで、5時までまった。長い行列になったけど、全員購入できたみたい。原作・中上健次

熊野の老婆(おば)たちが、立ち退きを迫られ、若者の運転するトレーラーに乗って、日本中の聖地を旅する。若者は、性にしか興味を持たない。ポールダンス、タップダンス、等。港にトレーラー船を浮かべ、そこを客席+舞台。夕陽が落ちるころから、芝居が始まる。おばたちは、長崎のからゆきさ、伊勢から、機織りに出された少女たちの物語を語理ながら奔放に旅をする。
(松本雄吉(維新派)が琵琶湖に舞台を作り陸から見るのと逆。維新派は、奈良でも見た。)。おばたちは、各地で、箒を持って掃除をし、ご詠歌などを謳う。芸能の発生を見るよう。

 

 

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